道路インフラを日常的に見守ることで老朽化問題への対応力向上の支援と、地震後の被災状況の迅速な把握を目指しています。道路段差計測アプリBumpRecorderは、スマートフォンを自動車に固定して走るだけで、道路の凹凸状況(縦断プロファイル)を計測します。加速度データをもとに、サスペンション特性を自動判別し、さらにタイヤ(車軸)の上下動を推定します。これにより違う車種、違う走行速度でも従来より安定した結果が得られます。日本の道路管理指標の一つである「平たん性」や、世界の道路管理指標である「IRI(International Roughness Index)」も計算できます。道路インフラの日常的な点検に活用いただけるよう、計測データを蓄積・統計分析するクラウド型サービスを提供します。すでに延べ100万km以上の道路の段差を収集・蓄積しており、サービス利用開始直後から道路の凹凸状況を確認いただけます。

概要

会社名 バンプレコーダー株式会社
事業内容
  1. 社会インフラの維持管理に関するシステムの研究及び開発並びにこれらの成果の提供及び販売
  2. 高度道路交通システムに関する研究及び開発並びにこれらの成果の提供及び販売
  3. 災害対応に関するシステムの研究及び開発並びにこれらの成果の提供及び販売
役員構成 代表取締役 八木 浩一
設立 2013年10月23日
資本金 5,000,000円(100%自己資金)
所在地 〒115-0045 東京都北区赤羽1−59−6
ワコー赤羽102 [アクセス]
TEL 03−6454−4255

 

沿革

2007年7月新潟県中越沖地震後、GPSと歩数計、マイコンボードを用いて、自動車の上下回数を記録することで震災後に生じた路面段差の分布を観測する技術を、前身である「災害時交通流監視システム研究会」にて開発。

2016年3月31日 東京都北区のインキュベーション施設「ネスト赤羽」から現在の事務所に移転
2013年10月23日 バンプレコーダー株式会社設立
2013年1月 バンプレコーダー製作委員会へ改名
2011年6月 「日本Androidの会 埼玉支部」のワークショップにおいて、主旨に賛同いただいた有志の方々と任意団体を設立。団体名は、スマートフォンを活用した運転に関するメーター、スマートな運転を指南するメーターといった意味を込め「スマートドライブメーター製作委員会」と命名。
2011年3月 東北地方太平洋沖地震が発生。
「BumpRecorder」を使って東北地方を観測。地震後2か月間で4600kmを観測。
2011年2月 ニュージーランド・クライストチャーチでの地震を契機に、Androidスマートフォンアプリ「BumpRecorder」を開発、Android Market(現Google Play)にて公開。
2009年 スマートフォン(iPhone)を用いた路面段差観測アプリの開発に着手。