TRBに参加してました。2014.1.13には「Pavement Roughness Evaluation: New Technology」と言うセッションがありました。我々の取り組みに大変近い分野のセッションなので、大変参考になりました。
北見工業大学の冨山先生が「Lifting Wavelet Transform for Distress Identification Using Response-Type Profilers」のテーマで発表されました。
アラバマ大学の方が「Measurement of Pavement Roughness Using an Android-Based Smartphone Application」のテーマで発表されました。特に加速度を二回積分する間にFFTフィルタを使って静的成分を推定している点が参考になりました。我々はFFTフィルタは使っていませんが、考え方は同じです。バネ下推定まではしていないとのことなので、車種、車速の影響が考えられます。作成したスマホアプリはまだテスト段階で公開していないとのことです。
バージニア工科大学の方が「Use of Probe Vehicles to Measure Road Ride Quality」のテーマで発表されました。運転席の下に加速度計を設置し、そこで取得したデータをもとにクォーターカー(一輪)モデルではなく、フルカー(四輪)モデルに展開し解析している点が参考になりました。我々も2009年の日本地震工学会での発表で前後輪を考慮したロジックを発表しており、なるほど、と思いました。