2010.12.11 ITSシンポジウム
スマートフォンの加速度センサを用いた路面段差検出方法
地震などの広域災害時に被災地周辺において路面段差などの道路状況をいち早く把握、共有することは迅速な復旧復興活動にとって重要である。これまで路面段差の検出は工数を要する目視確認や、高価な専用機器を用い行われてきた。本稿では加速度センサを搭載したスマートフォンを自動車のダッシュボード上に置くだけで路面段差を検出する方法を提案する。はじめにその原型となった万歩計を用いた方法により2007 年の新潟県中越沖地震の際に観測した結果を述べる。次にスマートフォンに搭載されたGPS と加速度計さらにはジャイロセンサを用いた観測方法とその結果を述べる。